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蜂の巣を火で燃やすのは絶対NG|千葉県の火災事例から考える安全な対処

蜂の巣を火や煙で追い払おうとすると、刺傷だけでなく住宅火災へ発展するおそれがあります。千葉県内で実際に報道された火災をもとに、避けるべき行動と安全な相談の目安を解説します。

公開日:2026年8月27日 執筆・相談先:ソリューションサービス 猫の手
この記事を書いた人ソリューションサービス 猫の手 代表 山口直哉

千葉市花見川区在住。蜂駆除を中心に地域のお困りごとへ対応しています。小学生の頃の自由研究テーマもスズメバチでした。

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結論:蜂の巣へ火を近づけないでください
火・バーナー・たいまつ・煙・花火などを使った駆除は行わないでください。蜂が飛び回る中で火災が起きると、安全な消火や退避まで難しくなります。火や煙が出ている場合は巣へ近づかず、安全な場所から119番へ通報してください。

成田市で「蜂の巣を燃やそうとして」住宅火災に

2026年8月、千葉県成田市で蜂の巣を燃やそうとしたことをきっかけに、屋根へ火が移ったとみられる火災が報道されました。

FNNプライムオンラインによると、空き家とみられる建物から出た火は隣の建物にも燃え広がり、鎮火まで約3時間半を要しました。現場には多数の蜂が飛び回り、消防隊員も対応に苦労したとされています。火災と蜂によるけが人はいなかったとのことです。

FNNプライムオンラインの記事を確認する

FNNプライムオンライン公式YouTube動画(外部サービス)。再生するとYouTubeへ接続します。

これは極端な特殊例ではなく、「軒下だから少し火を当てれば落ちる」「煙で蜂を追い払える」と考えたときに起こり得る危険です。巣がある場所は、屋根材・軒天・枯れ葉・植木など、火が燃え移るものに近いことがあります。

蜂の巣を燃やすと危険が重なる3つの理由

1.軒下や屋根の見えない部分へ火が回る

表面の炎が小さく見えても、軒裏や屋根の隙間へ火が入ると、外から状況を確認しにくくなります。巣だけを狙ったつもりでも、建物や植木へ延焼するおそれがあります。

2.蜂が一斉に飛び出し、避難や消火が難しくなる

巣へ火や煙を当てる行為は蜂を強く刺激します。多数の蜂が飛び回る中で、ホースや消火器を持って安全に対応することは困難です。刺されて転倒したり、高所から落下したりする危険も重なります。

3.可燃性のスプレーと火気が重なるおそれがある

一般社団法人日本エアゾール協会は、エアゾール製品の多くが高圧ガスを使用した可燃性の製品であり、炎へ向けた使用や火気付近での使用を避けるよう案内しています。蜂用・殺虫用を含め、スプレーは現物ラベルの注意表示を確認し、火や火花と絶対に組み合わせないでください。

「先に火を使い、あとからスプレー」も危険です。
炎が見えなくなった後も、熱源や火種が残っている可能性があります。火気を使った場所へスプレーを噴射しないでください。

火だけでなく、煙・熱湯・棒で落とす方法も避ける

避ける行動主な危険
火・バーナーで燃やす建物や植木への延焼、蜂の飛散、やけど
煙でいぶす火災、一酸化炭素、蜂の飛散、周囲への煙
熱湯をかけるやけど、蜂の飛散、足元が滑る、転落
棒や高圧洗浄で落とす巣の破損で蜂が広がる、刺傷、転倒
脚立・屋根から近づく刺された際の転落、退避経路を失う

すでに火や煙が出ている場合の対応

  1. 巣と建物から離れる:自分で巣へ近づいて消火しようとしないでください。
  2. 安全な場所から119番へ通報する:火災・煙・延焼のおそれと、現場に蜂の巣があることを伝えます。
  3. 周囲の人へ知らせる:蜂と煙の両方に近づかないよう、安全な位置から伝えます。
  4. 建物へ戻らない:火が見えなくても、屋根や軒の内部に火種が残る場合があります。

火災時は蜂の駆除よりも避難と消防への通報が優先です。安全が確認されるまで、巣や建物の状態を見に戻らないでください。

高所・大型の巣は専門業者へ相談を

千葉市は、蜂の巣が高い位置にあることが多く、駆除作業には危険が伴うため、専門業者への依頼をすすめています。スズメバチ、種類不明、軒下、屋根、2階部分、大型の巣、人の動線上にある巣は、自分で近づかず相談してください。

猫の手では、地上約6m・直径約30cmのキイロスズメバチの巣を特殊高所作業で駆除・撤去した事例があります。通常の5m梯子では対応できない条件で、実際の施工料金は43,000円(税込)でした。写真と詳しい料金内訳は実際の作業事例で紹介しています。

猫の手の蜂駆除料金

項目料金の目安(税込)
アシナガバチ8,000円〜
スズメバチ12,000円〜
ミツバチ12,000円〜
その他・種類不明8,000円〜
基本料金なし
屋根裏・床下通常料金の2倍〜
再発保証+4,000円・1か月

巣の大きさ・高さ・場所・作業難易度により料金が変わります。写真見積もりと現地状況が著しく異なる場合は、作業前に説明したうえで金額が変更になる場合があります。

よくある質問

蜂の巣を火や煙で追い払ってもよいですか?

行わないでください。火災、蜂の飛散、刺傷、転落につながります。巣から離れ、危険な場所では専門業者へ相談してください。

蜂用スプレーと火を一緒に使ってもよいですか?

絶対に併用しないでください。可燃性のエアゾール製品があるため、炎や火花、火気の近くで使用せず、必ず製品ラベルを確認してください。

熱湯を蜂の巣へかける方法は安全ですか?

やけどや蜂の飛散、転倒・転落の危険があるため勧められません。高所や軒下へ近づかないでください。

蜂の巣の近くで火や煙が出たらどうすればよいですか?

安全な場所へ離れ、火災や延焼のおそれがある場合は119番へ通報してください。現場に蜂の巣があることも伝え、自分で巣へ近づかないでください。

火を使わず、安全な場所からご相談ください

種類が分からない、写真を撮れない段階でも大丈夫です。撮影のために近づいたり、脚立・屋根へ上がったりせず、そのままの場所から離れてご連絡ください。